富士山(3,776m)記2004.7.12
〜快適に富士山を登るためのヒント〜
以下は2004年の記録です。参考までにどうぞ。
(20068.8追記を載せました。)
天気の良い7月の朝、富士山へ行ってきた。
自分的にはイチバンお奨めの季節。理由はまだ夏休みが
始まっておらずヒトが混まないから。そして下界が曇って
いても雲海の上の富士山は良く晴れている事が多いので。
ここ数日チャンスを狙っていた。
夏には何度か登ったこともあり今回は自分が感じた富士
山を記したいと思ったいた。出来ればこのサイトを訪れて
もしも「富士山に登ろうと思う」方への参考になれば
と思ったのも動機の一つだった。
今回は体力の限界も知りたかったのでかなりのハイスピ
ード登山でした。平均的な体力のヒトは僕らの2倍位遅
い速度で登ることをオススメします。
いろいろな意味で自分の限界を知ることは自分自身との
対話だと考えます。富士山はそのことについて何かを気
づかせてくれる山だと思います。
そんなことをちょっと考えたら気分を変えて元気良く
登りましょう。ピークはすぐそこです。

★気候について
7月上旬はまだ本格的なシーズン前で人も少なく気候も穏やか。
5合目はだいたい20度以下。山頂では10度以下。
冬の東京をイメージしよう。更に風は常時10m位は吹いている。
体感温度は風速1mで1度下がります。
★やはり出来るだけ高所にいない方がよい
富士山は三千メートル級の山です。普段海抜数十メートル付近に
いる人が
いきなり高所に上がるのはかなりのハイリスクです。
出来れば日帰りの当山をお勧めします。
と言うのも高山病(高度障害)の原因は体が「そこ」に適応して
いないからです。極端な話心肺停止などの危険もあります。
現に登山中にに心不全により心肺停止で無くなる方が夏場に何人かいます。
それは普段体を動かして体力に自信のある方でも当てはまります。
そのリスクから逃れるためにはやはり平地に下りることが一番のクスリです。
わざわざ危険な高所で、しかも山小屋で宿泊し高度障害の危険を
はらみつつ登山するよりは日帰り登山を済ます方が安全だと思います。
★ではどのようなスケジュールがよいのか。
「基本は早出早上がり」です。
午前
3時頃に五合目につき(駐車場が空いている)日の出と共に登り始め
昼頃に登頂を果たし夕方に下りるのがオススメ。
ちなみに5合目までのアプローチは最終23時30分(北麓公園)までバスが
運行していますしマイカーでも8月17日以降はマイカーでアプローチできます。
富士スバルラインのサイトはコチラ
(2006.8.8追記)
もしくは夜中12時に五合目をスタートし、(7,8月であれば)4時半頃ご来光
を拝みつつ山頂を制覇。その後ゆっくり下山し10時には終了。
というのはいかがでしょうか。
★ハイシーズン、駐車場に車を停めるヒトへ、、
ハイシーズンになると駐車場に車を停めるにも
数時間待ちはザラ。仕方なく2km手前に路上
駐車なんて事も。しかも24時間ずっと混みっぱなし。
駐車場の状況について参考になるサイトはコチラ
(2006.8.8追記)
★これだけはやめよう。
・登る前はお酒とたばこは控えよう。
★装備について(必需品)
| 装備 | 説明 |
| カッパ | 富士山はいつも風が強いので防風の効果がある。 またいきなり天気が変わり雨が降るので無いと悲惨なめにあう。 登山用のジャケットがベスト。 |
| お水 | 飲み水としても手を洗ったり洗顔などと色々使い道がある。 結構使うので2Lは確保したい。 途中の山小屋では500ml¥600で売ってるので迷うところか。 1Lは1キロ。どのくらい必要かよく考えよう。 汗と一緒に塩分も失われるのでスポーツ飲料も用意しましょう。 塩分も含まれていますが糖分多いので水と半々に飲むとよいでしょう。 |
| 帽子 | 流石は3,000mの山。日差しは強烈です。 サングラスもあれば尚良し。 素肌では10分も晒せば土方焼けします。 皮膚の露出にご注意を。 |
| ティッシュ | 山では鼻水が結構出ますし何かと多用。 街で配っているヤツはなかなか分解しないので トイレットペーパーの芯を抜いたものがベスト。 |
| 手袋 | 木綿よりは化繊物をオススメします。結構汗をかくシチュエーションで 木綿は一度濡れるとなかなか乾かず体を冷やし体力を消耗します。 しかもよく手を付く事があるので手袋があると無いとでは疲労感が違います。 |
| ストック | 杖として。2本あると体のバランスが取りやすい。 ここ一番かなり疲れたときに威力を発揮する。 無いと腰を痛めます。 |
| ビタミンC | 思ったより疲労を感じやすい富士山では特に効果を実感する。 疲労回復にはアメ〔錠剤)か顆粒(アクエリアス)を水に溶かしてもよい。 ボクは水1Lにアクエリアスの2倍の希釈液にクエン酸を加えた物を1Lを携行。 コンビニで売っているマルチビタミンがとても疲労回復に 有効です。 (2006.8.8追記) |
| 食べ物 | カロリー消費の早い高地ではこまめに食べて栄養補給。 個人的にはスニッカーズやハンバーガー、魚肉ソーセージがおすすめ。 おにぎりは冷たくなるので体温を奪う。よってオススメしない。 実はマクドナルドの100円バーガーが有効だったりする。 |
| 中間着&下着 | 必ず化繊の物を。8合目での気温が10度以下なんてザラ。 ユニクロのフリースが結構いい。最近タンスに眠っている 去年買ったユニクロのフリースはこうゆう時に使うノダ! ズボンも動きやすいタイツ&半ズボンがいいです。 例えばユニクロで売っているスポーツシャツなんか安価で性能も某メーカー 並によかったりする。 |
| ヘッドランプ | 夜、歩くヒトには必須。LEDランプがおすすめ。 最近DIYショップで¥680-で5球の LEDランプが売っている とても明るい。petzlの上物品より明るいゾ |
登山靴 |
以前はイカツイ登山靴をお勧めしていたが最近はマラソンシューズの方が 通気性もよく軽いので疲れない事に気付いた。足袋もいいですよ。 最近のお勧めはマラソンシューズです。(痛みは早いが、、) |
| 以上の物を全部重量5〜6キロ以内にリュック内に収まるようにするといいでしょう。 カメラは意外に使わない。風景が画一的で写真映えせず機材は重いし邪魔と感じる。 携帯電話のカメラで充分。(同行者の苦しそうな表情はカメラの方がイイ) |
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この日はまずまずの空き具合。(7月6日火曜) |
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明け方は晴れていたが8時頃には少し曇りだった。 |
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はじめの数分はなだらかな道を歩く。体が温まって |
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30分後、7合目に着いた。息苦しいので10分間 休んだ。出来ればもっと休もう。(30分は必要ですね?) |
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御殿場側にある宝永山をバックに。風は遮蔽物が ないのでもうビュウビュウです。こんな時はカッパ が威力を発揮します。風を遮断する事で体温が保たれ 快適にあるけます。 下はフリースのタイツ。動きやすいです。 |
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追記として、7合目は2軒ほどありました。「もう、 8合目かな」と思ってそこに着くと「元祖」 やら「新〜〜」やら全く目安にならないので そのつもりで。 |
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8合目の鳥居を通過。鳥居が空に漂っている様な 感じがします。 |
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9合目。何処の山小屋かは言えないが「この トイレは従業員用です。用を足す人は山頂のバ イオトイレまで我慢してください。」の看板が。 我慢できない時はどうしましょうか、、。 短気な人はこの看板を見てはいけません。 ちなみにここではありません。 |
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9行目付近から伊豆半島の天城山が見えました。 |
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この時期、まだ残雪があります。歩いているときは暑くも 感じるが立止まると寒い訳だ、、。 |
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山頂の稜線が見えてきました。 |
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9合目の次には9号5勺だそうです。 なんだかなあ。この裏切り感がボディブローのように 効いてきますねえ。 ここから山頂入り口の鳥居まで30分で着きました。 |
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その写真です。長くもあり近くもありの登りでし た。皆様はゆっくり登りましょう。急いで登ると 高度障害が出ます。つらいですよ。「二日酔いの 午後4時頃」状態になります。 |
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富士宮口山頂の神社に着きました。下界からは ブルトーザーが荷物をひっきりなしに物資を運び 山小屋のオヤジが「はい〜一休みしってって!」 と叫びはっきり言って落ち着けません。日本の一 番高い所でしかもご神体の住処で人間共が何して んですかね?っと思った人は夏期シーズン以外に 来ましょ〜。 |
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その後お鉢を巡ってみました。あちらコチラに 鳥居が経っています。これは江戸時代初期から 続く「富士講」の名残りなんです。ちなみに今 でも富士講は続いています。富士山は信仰の 対象なんです。だからここで喫煙だとか飲酒等 ははやめておきましょう。因果は巡るかもしれ ません。。 |
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この石碑も富士講にまつわる物です。当時の人々 の信仰にかける思いが伝わります。 |
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お釜の底を見渡します。標高差250mの絶景 です。 |
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お鉢巡りを初めて20分、富士吉田口にたどり 着きました。 |
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お釜を歩いている途中で見かけた風景〜 この写真の左側にマルクスと書いてあるのが 分かりますか?白い石を並べて沢山字が書い てありました。結構笑えます。 このイタズラ石並べは07年の夏に撤去されたそうです。 (08年3月追記) |
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ちょっと見づらいです。ごめんなさい。 お釜西側から東側を見るとお釜に注ぐ滝を見つ けました。測候所の方の話では「幻の滝」とい うそうです。 |
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もうじき剣が峰です。日本最高峰はもうじきです。 |
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着きました。ここまでの感想は山的にはそ れほど難しいと感じないせいかルーチンワーク 的な歩行と思ったことでした。 |
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黒くつぶれていますが日本最高峰の石碑です。 |
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石碑の前にある測候所の前です。 |
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測候所の遠望台にて。南アルプスをバックに。 避雷針以外では日本一高いところです。 富士山で初めて気象観測をした野中至に思いを 寄せます。 |
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剣が峰の測候所から降りてきました。 |
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これから3時間かけて富士宮駐車場に戻ります。 ゴールは遙か彼方。午後からは風も止んで快適な 気候になりました。 |
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7合目付近まで降りてきました。下りでの歩行は ヒザに衝撃が走り負担がかかります。 こんな時はダブルストックが衝撃を和らげ軽快な 歩行が出来ます。 |
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降り初めて3時間。ようやく五合目に着きました。 |
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お疲れさま!リュックに少し残っていた水を口に |
突然ですが、、、
ところであなたは富士山に登れるだけの体力がありますか?
以下の項目を点数で合計し参考にしてみましょう。
(出来る=3 多分出来る=1 出来ない=0)
富士山はご神体です。登る前は身も心もきれいにして臨みましょう。
では、良い富士登山の成功をこころより祈っています。
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